'24.8.22 たばこ

2年ほど前から喫煙者になっとります。たばこといってもパイプたばこ、あと煙管もやってます。五十も半ばになってから喫煙者になるとは思わなかったなぁ。

喫煙していて思うのは、たばこは文化だなぁ、ってこと。酒とたばこと言われるけれど酒と同じくたばこも奥深いものです。そういう目で見ると世の中喫煙に対して厳しすぎると思うわ。もっと吸いやすい環境があってしかるべき。スーパーマーケットにビールの缶が棚を占領して並んでいるのに対してたばこの肩身の狭さよ。

たばこといえばニコチンですが、自分、ニコチン酔いしたことはあってもニコチン欲しいーって気持ちになったことがありません。パイプたばこにせよ煙管にせよ口腔喫煙といって煙を肺まで吸い込みません。肺まで入るとニコチンの吸収率が格段に上がるらしいですが口腔喫煙、いわゆるフカシではそれほどニコチンは吸収されないとのこと。とはいえ連続してパイプを燻らしていると突然気持ち悪くなったりするのでニコチンが吸収されないわけでは無い。

たばこ？ニコチン摂取なんでしょ、的な認識は、酒？アルコール摂取なんでしょ？と認識するぐらい乱暴。たばこの味、けむりの味（味覚と臭覚）は味わい深いもので、たばこの銘柄はもちろん、吸うときのコンディションや道具でも変わってくるので奥深いものだと思います。酒と一緒ですね。さらにパイプで喫するとき煙管で喫するときは味わい方が別物だったり道具を追求することが出来て酒よりも奥深いような気もします。道具のメンテナンスもいるので面倒といえば面倒ですが趣味性としては良い。

煙管の銘柄によっては喫すると口の中がすっきりしますから清涼剤みたいだし、香りの強いパイプたばこを燻らしていると煙を食べているような気持ちになるし、腹が膨れずにおいしさを感じるなんて、帝政ローマ時代に存在したら大流行ですよ。

酒とたばこ、と一緒にくくられるけど、その感じよくわかるようになってきました。いずれも趣味的に嗜むのに良いものです。手軽に一定の効果を得られ、追求すれば奥が深い。しかも気持ちよくなる、みたい。私はまだたばこをのんでいて気持ちよくなったことは無いですけど。

そんな感じで喫煙を初めて2年目の感想でした。