'25.12.17 オーディオをアップデートした話、ツィーターの追加

リハビリとしてこの一年の物欲をメモ。一つ目はオーディオにスーパーツィーターを追加した話

長年、システムにスーパーツィーターを組み込みたいと考えていましたが、何度か試みようとしては諦めていました。というのも、スーパーツィーターを私のスピーカーに追加するには、ハイパスフィルターやアッテネーターから成るスピーカーネットワークを組む必要があるからです。それは既存製品で用意されておらず、自作するしか入手方法がありません。ネットワークの回路図を作ることも、それを電子パーツで実装することもできない私でしたので、毎回そこで諦めていたのでした。

しかし時は令和7年、誰でも人工知能の恩恵にあずかれる時代です。ふと私はGemini（GoogleのAI）に訊いてみました。

この私の問いから始まり、Geminiとやり取りを続けて、入手できる電子パーツで実現できる回路図を手に入れたのでした。また、この回路を使った場合の予想される性能も知りました。私は回路図に従ってツィーターユニットと電子パーツを通販で購入し、久々にはんだごてを握って回路を組み、ついに私のスピーカーシステムにスーパーツィーターを組み込むことができました。30年越しの実現だよ、やったね！

気分は上々です。中高音がよく聞こえるようになりましたし、高音の響きがわかる。アッテネーターが適正なのか、変に高音が出しゃばることもない（と感じる）し、ヴォーカルが艶っぽいし、弦楽器の響きに気づかなかった音が聞こえるようになった、気がします。30年できなかったことがAIであっさり解決、とっても便利だねAI。

今回、Geminiを使っていて注意すべきと感じたところは、製品情報などが若干古いので、提案された内容はウェブを検索して確認した方が良いことです。また、ときには事例の有無を確認するなど、やりとりしながら話を進めることです。わりと、古い情報で結論を出してきたりしますから、「それ古い情報じゃないの？」と突っ込むと、しれっと謝って訂正したりします。最終判断はAIではなく人が下すことを忘れないように。

以下、Geminiに作ってもらった回路の説明。

Gemini徒のやりとりについて補足。

• Geminiはハイパスフィルターのコンデンサーに2マイクロファラッドを提案した。入手できるパーツが1マイクロファラッドだったために2つを並列につなげた案をGeminiから提案された。
• GeminiはL型アッテネーターのR1に4オーム、R2に8オームを提案した。入手できるパーツが2.2オームと4.7オームだったため、それを伝えるとそれぞれ2つの抵抗を直列につなげた案を提案された。
• Geminiへ回路を“回路図”として画像を作成してと頼んだけれど、図を作成するとおかしな図になってしまう。どうも図で表現することは出来ないようだ。

作った回路の出来がひどいのはわかっているので突っ込み無用です、いつか整理してきれいに作り直す、いつか。

入手したFOSTEXのツィーターFT17Hの製造年は2024年でした。今もスピーカーシステムを自作している人って大勢いるんだなぁって思った。