'13.10.21 MotoGPフィリップ・アイランド

MotgoGP。今回のレースは途中でピットインしてマシンを取り替えなければならない変則ルールで開催されましたが（フラッグ・トゥ・フラッグと呼ぶそうな）、そのルールを違反してしまったマルケス。まさかの失格。チャンピオンシップは面白くなったけれど、これはもやもやした展開だわ。

マルケスがピットからコースインしたときに、ちょうど時速250キロで突っ込んできたロレンソとペドロサ。加速中のマルケスに後ろからロレンソが接触してはじき飛ばすように追い抜いていったわけですが、私がそれを見て思ったのは、ロレンソはマルケスを教育しているなぁ、って。小林源文の漫画でドイツ軍戦車の車長がソ連戦車隊が接近してくるときに言うやつね。接触する方もかなりのリスクがありますが、接触を回避するラインへ変更したらペドロサやマルケスに対するアドバンテージを失う可能性があったわけだし、リスク覚悟でラインを変えない判断をしたんだろうなぁ。ペドロサは間近にあれを見ていてどう思ったんだろう。この接触について二人のコメントが読みたいところ。

ロッシはバウとクラッチローと4位争いをしていたけれど、終わってみればちゃっかりと3位で表彰台に上るあたり、さすが、うまい、しつこい、抜け目ない、です。ロッシはレース後のインタビューの顔が、ひと仕事終えたおっちゃんの顔になっているあたりが悲しい。前はもうひとレースできそうな顔をしていたような気がする。ドゥカティの2年は彼から何かを奪ったのか、それとも彼がちょうど変わる時期だったのか。そうそう、表彰台にはロレンソ、ペドロサ、ロッシの三人で賑やかでした。表彰台に上がる直前にロッシとペドロサがお話ししていたりね。ロッシは華があるなぁ。

まぁ、そんな感じで。