'14.6.8 MotoGPイタリア ムジェロ

いまさらですけれど。

今年一番のバトルだったのではないか、と思います。ラストの4ラップは熱い熱い勝負でした。先日の近況報告でロレンソのモチベーションが云々と書きましたが、ごめんなさい。モチベーションは下がっていないです、勝つために走るロレンソでしたよ。

ファーストラップからトップを守り続けたロレンソをホームストレートでパスしたマルケス。ロレンソが第2コーナーでマルケスをパスして再びトップへ。ホームストレートのトップスピードでマルケスはまたもロレンソを追い越して第1コーナーに入り、ロレンソはコーナーでマルケスの隙間を突いてパスしてホームストレートへ。またマルケスがトップスピードでロレンソを抜き、こんどはミスせずトップのまま最終コーナーへ隙間を空けずにアプローチ。ロレンソは最終コーナーをラインをアウトにとってスピードをのせてアプローチしたけれど至らず。このオーバーテイクの応酬！

マルケスはRCV213のトップスピードがオーバーテイクの武器。ロレンソのM-1の武器はコーナリングの自由さ。二人の持つ武器の違いがギリギリのところで明暗を分けた感があります。でもね、イタたわの記事を読んでいたら、マルケスは直線のオーバーテイクをみこして6速をセッティングしていたそうで、恐ろしい子。

ロッシはトップ争いに影響を与えられなかったけれど、スタートグリッドが後ろだったこと、あと、トップ争いの後ろにちらちら映っていたことを考えると、それほど離されていない。やはりロッシをふくめて4強といっても良いんだな。今後しばらくはM-1にとって具合の良いサーキットが続くそうなので、具合の良い間にロレンソにはマルケスをがっつり叩いてもらいたい、あと、ひげはおっさんくさいので似合わないと思った。

中継でラストのオーバーテイクの応酬の時に、宮城さんがマルケスにパスされたロレンソの心が折れる話をした直後に、ロレンソがマルケスをパスして、今度はマルケスが侮辱を受けたと感じる話を始めた時には「ちょｗ」って私の心が違う方向へ流れかけた。

まぁ、そんな感じで。