'15.5.24 MacOS10.10.3が重く遅かった理由

だいぶ前になりますがMac mini (Late2009)のOSを10.10.3へバージョンアップしました。あれです、iPhotoが消えて「写真」というなんとも検索しづらい名前のアプリへ変わったときのアップデートです。

アップデートしたら、パソコンがとても重く遅くなりました。何をするにもレインボーカーソルがくるくるくる、Dockをクリックしようがファイルをクリックしようがスクロールバーをつつこうが、クリックするとレインボーカーソルが延々と回るのです。

くるくる回るのを眺めている時間が馬鹿にならないので、なんとかしようとspotlightの検索範囲を狭めたりディスクユーティリティでハードディスクチェックをしてもアクセス権の修復をしたのですが、効果はありませでした。となると、この重く遅いのはOSの仕様かもしれぬ、メモリも4GBだし、新しいワインは新しい革袋でないと駄目なのかもしれぬ。最新のi5のminiを買えってか？　だが、でも今どきデスクトップパソコンを買うの？メールとブラウジングと写真と音楽くらいしかしないのに？？それって微妙じゃないの？？と思ったり。とにかく、重く遅いのは諦めて使っていました。

2週間近くたって、古い荷物を片付けているときにふと思い出したことがありました。PRAMクリアというテクニックです。ひょっとして、もしかすると、とやろうとしたのですがど忘れしていました。グーグルして（電源を入れたらすぐにcommand + option + P + R を同時押し、押しつづけて起動音が2度聞こえたら指を離す）、クリアしました。すると、元に戻ったのです。うれしかった。昔々にLC475やYosemiteやPowerMacを使っていたときは予防注射並に実行していたものですが、すっかり忘れていました。まだこの手が有効だというのにびっくりです。さらにシステムフォルダ下ライブラリ下のCashes以下のファイルをゴミ箱へ放り込んでさっぱりしたり。

話変わりますが、iPhotoから"写真"へのデータの移行はスムーズでした。私のパソコンも、山ほど写真が入っている親父のパソコンも移行はスムーズでした。地獄を覚悟していたのですが空振りになって、ありがたやありがたや。でも、"写真"って、これはこれで使いやすいのですがiPhotoとはだいぶ違いますね。なぜに慣れ親しんでものをこうも違うものへ作り替えて、しかも一斉にバージョンアップさせるのでしょうか。王様か皇帝陛下がいて「すべて変更せよ！」って命令されているのでしょうか。経験とノウハウはユーザーの財産だと思うのですが、王様か皇帝陛下は下々が財を蓄えるのがお嫌いなのでしょうか？謎です。

まぁそんな感じで。