'16.6.19 すべてはジェットになる

食あたり、を喰らいまして。寝込んでました。で、この先は下品なシモの話てんこ盛りなので、その手の話が不快な人や飲食中の人は、ブラウザを閉じるとか別のウェブページへ移動してください。私ゃちゃんと注意したからね？

その日、お昼はお弁当屋さんでお弁当を、夕食は外食チェーンでカレーライスとサラダというちょっと贅沢をしまして、帰宅して寝て深夜。突然の下腹の痛みに目が覚めました。トイレに行くも便秘してたので空撃ちで屁しかでてきません。布団に戻って10分もするとふたたび痛みがやってきますが、のろのろとトイレに行き放屁して戻ってくるだけ。それを何度も繰り返しているうちに完全に目が覚めました。もう、なんか下腹が変形している感じです。でも出てこないんです。これはしんどいです。なんども繰り返すうちにかすかな気配を感じた私は今だ！と思いました。戦場の風を感じる、ってやつです。決戦の時です。もう、出るまでトイレを出ないぞ、と。カーテンの向こうはまだ夜です。

で、トイレに閉じこもって、うなったり食いしばったりひねったりしていると、なんかもうろうとしてきましたが着実に手応えを感じてきました。もう少しもう少しと最近で一番頑張っていると、ずばぁぁぁん！っと解放されました。すっきり感とこれで終わったという安堵に私は幸せを感じました。でもそれは始まりに過ぎなかったのです。

これで眠れる、と布団に戻った私は20分後に再びトイレに座っていました。下痢です。これで出きっただろう、と布団に戻った私は10分後に再びトイレへ往復していました。それを何度か繰り返すうちにカーテンの向こうの夜空が白々としてきました。夜明けがちかい。まいったな、と思いました。布団に戻ってようやく眠れたのですが、目覚ましで目が覚めると苦しいことに気づきました。身体が熱いのです。さらに太ももやふくらはぎに腕の筋肉に鈍い痛みが。脇の下の熱を計ったら摂氏38度を越えてました。もうろうと仕事先へ連絡を入れて、病院へ。行きつけの病院までは歩いて10分ほどですが、まぁ遠いことしんどいこと。病院の受付で症状を訴えると熱を測ってと体温計を渡され摂氏38.5度でした。それから1時間ほど待合室でお地蔵になって、診察です。

「何か生ものを食べました？」と訊かれましたが思い当たるものはなく。この時点で下痢していなかったので、下痢は止まったようだと言ったのが間違いでした。処置はなくて整腸剤と解熱剤ただし38度を超えたときに服用、でした。ふらふらしながら病院を出て、薬局へ処方箋を出して（身体がしんどいときはこのシステムはつらいですなぁ)、待っている間は喉が渇いて乾いて無料ドリンクを何倍もおかわりしてました。まぁ3杯目からはお湯にしたけど。考えてみると夜から何も口にしてなかった。

帰る途中でコーラ1.5リットルとお粥とざく切りフルーツの入ったゼリーなどを買い込んで帰宅。この道のりも苦しかったです。コーラの重さが憎くて憎くて。日光男体山へ登山したときの苦しかった経験を思い出して頑張りました。帰り着いたらトイレへ。なんか得体の知れないものが噴出しました。下痢は止まっていなかったのです。単におなかの中が空だったから出てこなかっただけで、何かあればそれはすぐに尻から出てしまうのです。これは誤算でした。

コーラを飲んで布団に入って熱を測るとやっぱり38.5度で、冷凍庫からだしてきたアイスノンを枕がわりにじっとしていると30分おきにトイレへ行って噴出タイムです。トイレから出て布団に入って30分もするとまたトイレです。もはやいきむ必要もなく、緩めるとばっしゅぅぅぅと噴出するので楽と言えば楽です、あはははは。

それからずっと症状が変わらず、熱いわ、体中痛いわ、一定時間ごとにトイレへ行くわ、こんなに熱いのに汗が一滴も出なくて身体がカラカラだわ、しんどかった。幸いに熱と下痢だけで腹痛はないし飲食もできる。さすがに熱で食欲はないですが。こまめにコーラと水を飲みますが、汗も出ないしおしっこもでない。全てお尻から出ちゃうので身体に吸収されないのですね。水分は全てが尻から出ちゃう。なるほどなぁ、と思いました。ちなみにコーラを飲むのは漫画「もやしもん」のフランス編の記憶を参考にしたから。あと数え切れないほどに尻を拭くわけですが、シャワートイレではないのでお尻の穴の危機です。さいわい昔買った携帯おしり洗浄器「シュピューラー SP 170」が役に立ちました。これがなければ血が滲んでたたろうなぁ。。。熱が下がらないのでずっとアイスノンを使いつづけますが暖まってしまったら、生ケーキなどを購入すると箱に入れてくれる保冷剤、あれをタオルに包んで使ってました。カチカチで寝心地は悪いですが小さい保冷剤でもよく効くし保ちます。あと快適感は乏しいけれど額に冷えピタ。

しんどい夜をすごして、翌朝再び病院へ。歩くのがしんどい。診察前で熱を測ったらやっぱり38.5度でした。昨日とは違うお医者さんで、下痢が止まっていないことを訴えると「食べたものに何か思い当たるものはありませんか？」とまた訊かれましたが無しと答えたり。食中毒の可能性があるのでうんこを調べることになりました。培養して危険な菌だったら連絡してくれるとのこと。ただし5日かかるって。あと血液検査で採血。処置はなく、抗生剤と身体の保水に関する漢方薬を処方してもらいました。いま思うと点滴を打ってもらえば楽になっただろうなぁ。薬局で薬の処方をしてもらうときに「昨日もいらっしゃいましたよね？」と確認されたり。普段は10分かかる道を倍の時間をかけて帰宅しました。足を引きずるようにして歩いてた。今思えばなんでタクシーを使わなかったんだろう。

それにしても下痢が止まりません。口にしたものはちょっと経つと得体のしれない液状物質となってお尻から噴出ししまいます。なんどもなんども噴出させているうちに思いました。ジェットだ。すべてはジェットになるのだ、と。この場合のジェットは「宇宙ジェット」で想像してください。超巨大ブラックホールから噴出するあれ。

抗生剤の効き目は素晴らしく翌朝になると熱が37度を超えるくらいまでに下がりました。さらには汗やおしっこが出るようになりました。その翌日には平熱に。ただし下痢は頻度を下げつつも止まらず、さらに数日間お尻からジェットを出し続けたのでした。今回は何に中ったのかわかりませんが、ググってみると潜伏期間や症状から見てサルモネラ菌にやられたっぽいです。こうして一発やられると、食べ物に対して注意深くなりますね。しばらくは生ものを食べる気が起きなかったです。

まぁそんな感じで。