'17.6.23 想像通り過ぎて怖い

「氷菓」。米澤穂信の青春学園ミステリー（でいいのか？）のシリーズ。角川書店。アニメ化もされているし、実写映画化も決まっていると。最新話は「いまさら翼といわれても」。単行本はすでに昨年末に出版されていて、文庫本派の私は文庫化されるのを待ち続けているのですが、ひょっとしてそろそろ予定は出たかな？とググってみたら。ググってみたらこれまでの文庫化には２年から３年近くかかっており、私は絶望のずんどこに落ちたのでした。単行本は価格はともかく、大きいので場所を取ります。なので私はシリーズものを単行本で購入することはありません。電子書籍版も出されていますが、人と貸し借りできないから敬遠。早く「いまさら翼といわれても」が文庫化されますように。

ところで読み終えた本の一部は姪達に（主に２号へ）回してますが、大抵敬遠されているようで。創元社推理文庫の年刊ＳＦ傑作選を読まないんだって。あれだけ短編が入っているのだからして気に入りそうなものが少しはあるだろうに。それはともかく氷菓は面白いらしく、喜んでくれます。で、今度実写映画のキャスティングについて姪とメッセージのやりとりをした時の話。

福部里志役の俳優について、私はアニメ版の里志のイメージからちょい違うなぁ、と感じてました。姪２号は「想像通り過ぎて怖い」と。これを私は「想像（を）通り過ぎて怖い」、つまり想像を超えるほどに違った、という真逆の意で受け取ってしまいました。むろん彼女は「怖いくらい想像どおりだった」の意で、その後のやりとりがちぐはくに。

これは私のメッセージの受け取りミスです。先入観のせいです。普通は「想像通り過ぎ」と書いてあったら「想像を通り過ぎ」たりしません。でもね、メッセンジャーや短文メールでやりとりしていると、このようなことがたまによくあるんです、私は。どうも、ノンバーバルコミュニケーション抜きの短メッセージだけ、のコミュニケーションを私の脳は苦手らしい。おそらくずっと昔から。

それはともかく、いまこうして近況報告を書きながら改めてキャストの写真を見ていると、合ってるっしょ、という気になりました。実写映画はほとんど見ないのですが、氷菓はどうすっかな。広瀬アリスが「気になります！」ってスクリーンいっぱいのアップになったらちょっと濃くないかな。

まぁそんな感じで。