'24.2.15 Mac と ESET とCyberDuckでftp出来ない件とプリンタで印刷できない件

当サイトの更新に使うftpクライアントソフトはMacのコンソールからftpコマンドを打つことでやってきましたが、近年のOSバージョンではftpは削除されてsftpに代替されている由。MacOSの開発キットをインストールしてftpを使えるようにする手立てもあるのですが面倒。だもんでftpクライアントソフトを物色してなんとなくMacらしいCyberduckを使うことにしました。

ブラウザで公式サイトに行ってダウンロードしてアプリケーションのフォルダへコピーしました。Cyberduckのアヒルの顔アイコンをダブルクリック、起動して当サイトのftpサーバを登録して接続します。するとファイルの一覧を表示。「簡単だな」とウェブページをアップロードしたら、なんと失敗しました。私は怒って「なんでできないんだー」と叫びます。「ニフティーかニフティーのせいか、それともCyberduckがポンコツなのか？」と唸りながらレスポンスコード451やエラーダイアログのメッセージをグーグルするのですが似たような症状は出てきません。唯一出てきたのが「ファイルが一杯だから失敗した」。いやサーバもローカルもストレージの容量はがら空きだから。通常、おおよそ私のやらかすようなことはグーグルすると出てくるのですがほんとに検索結果に出てこない。なおレスポンスコード451はローカルエラーで処理中断とのことでどうやらサーバ側の問題ではなさそう。自身の経験では見たことないコードなのでこの状況は割と特殊なことなのかしら？と思いました、いや後述の通り全く特殊なことではないのですが。

とりあえずアップロードを済ませたかったので、ぷりぷり怒りながらWindowsPCでffftpを使ってアップロードしました。アップロードを終えてから考えます、いちいちWindowsを起動するのは面倒なのでやっぱりMacからftpしたいと。ffftpでできることができないだからしてCyberduckはポンコツである、次なるftpクライアントソフトを試そう！とFileZillaに白羽の矢を立ててダウンロードしているときにはたと気づきました。「パーソナルファイアウォール」の存在です。

私はMacのセキュリティソフトにキヤノンのESETを使っているのですがそいつが関係しているのではないかと。調べてみたら当たりでした。Cyberduckをファイアウォールのプロファイルの中のhomeにおいて例外として許可するように設定したらちゃんとアップロードできるようになりました。解決です、解決しました。コマンドラインにコマンド打ち込むよりドラッグアンドドロップでアップロードできるCyberduckは楽で良いなぁと思いました。なのでCyberduckをftpクライアントソフトとしてこのまま使い続けることとします。ポンコツと思ってごめんなさい。

それにしてもESETです。ESETはファイアウォールで遮断するのは良いけどさ、良い通信と悪い通信の違いがわからんのならダイアログ出すなりしてユーザーに訊けよな、と思いました。セキュリティソフトは普段静かに越したことはないけれど、今回の場合なんか原因がESETにあるなんてわからないじゃないか。これ、年始に父のパソコンを設定したときにwi-fi接続したプリンタがだんまりになる現象もESETのせいかもしれないな、今度帰省したときに確かめてみよう…なのでESETは初心者が使うにはちょっと敷居が高い製品だと思いました。初期設定の詰めが甘いというか、システム管理者的な視点が必要というか。一般的なアプリの場合は許可するなりダイアログ出すなりした方がよろしいのではないか？まぁftpクライアントが一般的か？という疑問はありますがホームページをftpアプリで更新するのはパソコンの一般的な利用方法でしょうよ（おじいちゃん的常識）

まぁそんな感じで、ESETを使っている方はサーバやデバイスとの通信に関連した動作不良はESETの設定を疑え、ということで。