私はときどき休暇をつかってオートバイで旅行する。戻ってくるとまわりの乗らない人から聞かれるのが、「どこまでいったの」「ずっとバイクに乗ってるの?」「つかれるでしょ」「たいへんでしょ」という言葉で、なぜか最後に「面白かったの?」と聞かれる。
面白かった?と聞かれるのと面白かったの?と聞かれるのでは同じようで微妙に異なると思うのです。オートバイの旅行が大変でつまらないと思われているのなら、それはちょっと違うのです。
私がオートバイの旅行(以下、ツーリングといいますが)でいったい何をしているのか文字化してみよう、どれくらいたいへんでどれほど面白いか読んでみて、ということで’97年の夏に行ってきた北海道旅行を文字化してみました。
これはバイクで北海道を旅行したある男のものがたり、というよりは覚え書きなのであります。
出発の日 出発!したと思ったら。 |
初日 自走、とは自ら走ること |
2日目 フェリーから降りるといつも雨のような気が… |
3日目 雨と雲、ときどき晴れ間の日 |
4日目 楽しいことは道東にあり |
5日目 幸せは道東にあり |
6日目 ひたすら北をめざした日 |
7日目 ひたすら南をめざした日 |
8日目 ひたすら家路を急いだ日 |